前方公演墳本体の追加公演及び千秋楽の幕を無事に下ろす事が出来た。
今回は大勢のお客様に足を運んで頂き、たくさん誉めて頂けたようだ。
個人的な話では、若手バックドロップスと本体公演、通し稽古合わせて3週間、かぶく者の締め切り連発の嵐も吹き荒れる中、やれば出来る、という程働いた。
通常、僕は幕さえ開いてしまえば、あとは舞台監督と他スタッフに仕事を渡し、成果は役者にゆだねるだけなのだが、今回は度重なる演出変更に加わり、救急車から出演者降板まで、トラブル続きで、僕の頭の中は大火災だった。
これは仮の話だが、仮に、本当に仮に、僕が今までの人生をサボっていたとしても、そういうことが仮にあったとしても、この3週間ですべて相殺されたはずだ。
今は普通の働き者として生きている。
舞台の完成度については、僕自身の満足感とは別に、間接的にも直接的にも誉めて頂いた。そういう人達には是非、幸せになってもらいたいと願うばかりだ。
反して、苦言も頂き「かかってこい」と内心、思いつつも、ここは一つ今後の物づくりに反映させていかなければと、真摯に受けとめているので、けなした人が不幸になりますように、とかは断じて思っていない。
僕の仕事は、与えられた、非常に限定された条件の中で、いかによりいいものを模索するかという事に終始する。いいものを創る為には手段を選ばない、という理屈からは一番遠いところにある。悪条件は、どの物づくりにも勝っている。ここで、その悪条件の一つ一つを羅列するつもりはないが、自分の寝言で、夜中、飛び起きる程、茨の道だ。
何が楽しくて、こんな馬鹿げた事をやっているのか、と一年のうち、560回は考えるが、結局のところ、しんどいもの程、癖になる、という結論だろうか。
でももし、なんちゃらクジの6億円が当たったら、南の島に逃亡する。
2008年04月22日
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