2007年06月24日

芝居か。。

先日、偶然テレビで、故杉村春子さんの晩年の芝居を拝見した。
杉村春子さんが偉大な方であることは僕も演劇人である以上、知っている。
ただ、どう偉大かと聞かれれば、はるか遠い方なので正直わからない。
そして、その日、テレビをなんとなく見ていたが、杉村春子さんの偉大さを理解するのに、1分も必要ではなかった。
あれは芝居じゃない。いや芝居だとしたら、僕が知っているものは芝居じゃない。いやいや僕は芝居は知っているので、あちらが芝居じゃない。なんというか、超えている。芝居を完璧に超えた芝居なのだ。
残念ながら、僕はあんな芝居を見たことがない。
適切な表現がみつからないので、簡単に言うと、めちゃめちゃうまい。
そこには台詞らしきものが見当たらない。
役づくりも探せない。
ドキュメンタリーを観ているようだ。それでいて、グイグイと杉村春子という存在が迫ってくる。だから当然ドキュメンタリーではない。
スーパーナチュラルとかっていう、そんな生易しいものでもない。
困った。
ここを目指すとなると、演出家としては長い道のりが待っている。先が思いやられる。。
だから、観なかったことにしよう。
忘れちゃえばいいんだ。
締め切りもあることだし。
posted by デビッド・宮原 at 03:57| 東京 ???? | TrackBack(0) | つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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