あれから色々、考えた。
このブログがまたしてもご無沙汰になった理由は、あまりにも深く考える毎日を送っていたからだ。
何故、「吉野家の牛丼」に牛丼がないのか。。牛丼と、はっきり言っているにもかかわらず、ないまま営業してるのは何故か、を。。
どうしても答えがみつからなかった。
そんな時、偶然出会ったのは、うちの近所の「山崎パン」の看板もショーケースもそのままで、どう見てもパン屋のクリーニング屋だ。これか?!
すぐに違うと気付いた。
ちゃんと、張り紙ではあるが、クリーニングと書いてある。たぶん改装する資金が無かっただけだろう。
振り出しに戻った。相変わらず答えはみつからない。途方に暮れた。もうあきらめかけて、おせんべいを食べ始めた時、山積みの資料の中から、昔の舞台のチラシをみつけた。「あ!」おもわず僕は変に高い声を上げた。軽くひっくり返った。
手掛かりだった。それはなんと、僕が自ら創った舞台のチラシだ。急激に思い出した。「ミュージカル」と、うっておきながら、歌いも踊りもしない芝居を創ったことがある。これか?!
パッと暗やみに光が差した。とてつもなく重い鉄の扉が開きはじめた瞬間だ。ここをたどれば、答えはみつかる。
みつかった。すぐみつかった。
僕は今、まったく演奏しないバンドを創っている。ちゃんと「デビッド宮原バンド」と名前も、それらしいのに演奏はしない。しかも、僕の名前でありながら、僕がいない。
これだ!まさにこれが今の吉野家だ。
僕からの提案としては今後、吉野家には、どんどんメニューを増やしていってもらいたい。ラーメンから、パスタ。デザート、コーヒーに至るまで、なんでもあるが、牛丼だけない!これだ!
是非、ここは死守して頂きたい。
2008年01月31日
2008年01月11日
テロリスト吉野家
たとえば仕事の帰り道、ラーメンが食べたい、と思うことがあっても、牛丼が食べたくなることは僕にはない。
特に肉好きではない上に、店の雰囲気も好みではない。
牛丼屋に行く理由は何一つない僕が、食べに行こうと思ったことにはそれなりの理由がある。
考えたが、なかった。
いづれにせよ、食べたくなることは、この先10年はないだろう。事実、牛丼屋に行ったのは、10数年ぶりのことだ。
それは突発的な衝動だった。「牛丼が食べたい」
理由が見当たらないまま、牛丼のイメージが全身に回る。いてもたってもいられず、車を飛ばした。
反対車線の向こう側にオレンジ色の看板が見える。次の交差点をUターンすれば、10数年ぶりの味にたどり着く。記憶の輪郭が次第にはっきりしてくる。「並み、生卵、味噌汁」牛丼を半分食べたところに、ちょっと醤油をたらした生卵。。僕は急激に絶望感に襲われた。何故、今まで牛丼を見落としていたのか。この10数年の人生は何だったのか。
店に入る。「いらっしゃいませー」店中に響く声が一気になつかしい記憶の真っ只中に僕を引き込んだ。
期待で、頭も体もパンパンに膨れあがる。他人から見れば、もしかすると今、僕自身が牛丼になっているかもしれない。牛丼男だ。頭がどんぶりになっていて、怪我をすると汁が出る。女の子が「美味しそー」と言ってなめる。僕は照れながら、もういいや。
店員がお茶を持ってくる。
注文を終えれば、その1分後には、記憶の味が僕を迎えてくれる。もう一度、頭の中で復習する「並み、生卵、味噌汁」完璧だ。僕の心は、すでに吉野家の常連だ。
そして店員が言った。
「牛丼終わりました。」
(つづく)
特に肉好きではない上に、店の雰囲気も好みではない。
牛丼屋に行く理由は何一つない僕が、食べに行こうと思ったことにはそれなりの理由がある。
考えたが、なかった。
いづれにせよ、食べたくなることは、この先10年はないだろう。事実、牛丼屋に行ったのは、10数年ぶりのことだ。
それは突発的な衝動だった。「牛丼が食べたい」
理由が見当たらないまま、牛丼のイメージが全身に回る。いてもたってもいられず、車を飛ばした。
反対車線の向こう側にオレンジ色の看板が見える。次の交差点をUターンすれば、10数年ぶりの味にたどり着く。記憶の輪郭が次第にはっきりしてくる。「並み、生卵、味噌汁」牛丼を半分食べたところに、ちょっと醤油をたらした生卵。。僕は急激に絶望感に襲われた。何故、今まで牛丼を見落としていたのか。この10数年の人生は何だったのか。
店に入る。「いらっしゃいませー」店中に響く声が一気になつかしい記憶の真っ只中に僕を引き込んだ。
期待で、頭も体もパンパンに膨れあがる。他人から見れば、もしかすると今、僕自身が牛丼になっているかもしれない。牛丼男だ。頭がどんぶりになっていて、怪我をすると汁が出る。女の子が「美味しそー」と言ってなめる。僕は照れながら、もういいや。
店員がお茶を持ってくる。
注文を終えれば、その1分後には、記憶の味が僕を迎えてくれる。もう一度、頭の中で復習する「並み、生卵、味噌汁」完璧だ。僕の心は、すでに吉野家の常連だ。
そして店員が言った。
「牛丼終わりました。」
(つづく)
2008年01月05日
驚いた話
あけてしまいまして、おめでとうございます。
随分と久しぶりのブログになってしまいましたが、決してサボっていたわけではなく、これには驚くべき理由があるのです。
それは、年末のことでした。
僕はブログで、皆さんに1年の締めくくりとしてのご挨拶をしなければならない、特に単行本を買って頂いた読者の皆さんにはお礼を申し上げなければならない、と年末最後のブログに少しばかりではありますが、僕なりの情熱を注ごうとしていたにもかかわらず、締め切りや忘年会に追われ、思うように筆が進まず、にっちもさっちもいかなくなっているところへきて、まるで追い討ちをかけるように、劇団の小野寺は「早く次回作のキャスティングをして下さい」などと訳のわからないメールを毎日送ってきて「そんなもの知らん」ときっぱり答える僕にもめげず、さらに執拗に迫る、小野寺の言い分は「デビさんが年末までにキャスティングすると言ったのです。劇団員全員が証人です」と、これまた訳のわからない理由に僕は、おおいに憤慨するわけですが、その怒りの矛先をどこへ向けるか困りながらも、ブログでのご挨拶とお礼が最優先なのだ、という事は自分なりにはっきり認識していたので、さあ書こう、絶対書こうと思っているうちに、なんと、無断で年があけてしまったの
です。
これにはさすがの僕も驚きました。
今年は、
「毎日」が勝手に通り過ぎていくことがないように、、僕が責任をもって見張っていきますので、皆さんどうぞ、ご安心ください。
随分と久しぶりのブログになってしまいましたが、決してサボっていたわけではなく、これには驚くべき理由があるのです。
それは、年末のことでした。
僕はブログで、皆さんに1年の締めくくりとしてのご挨拶をしなければならない、特に単行本を買って頂いた読者の皆さんにはお礼を申し上げなければならない、と年末最後のブログに少しばかりではありますが、僕なりの情熱を注ごうとしていたにもかかわらず、締め切りや忘年会に追われ、思うように筆が進まず、にっちもさっちもいかなくなっているところへきて、まるで追い討ちをかけるように、劇団の小野寺は「早く次回作のキャスティングをして下さい」などと訳のわからないメールを毎日送ってきて「そんなもの知らん」ときっぱり答える僕にもめげず、さらに執拗に迫る、小野寺の言い分は「デビさんが年末までにキャスティングすると言ったのです。劇団員全員が証人です」と、これまた訳のわからない理由に僕は、おおいに憤慨するわけですが、その怒りの矛先をどこへ向けるか困りながらも、ブログでのご挨拶とお礼が最優先なのだ、という事は自分なりにはっきり認識していたので、さあ書こう、絶対書こうと思っているうちに、なんと、無断で年があけてしまったの
です。
これにはさすがの僕も驚きました。
今年は、
「毎日」が勝手に通り過ぎていくことがないように、、僕が責任をもって見張っていきますので、皆さんどうぞ、ご安心ください。